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建築 その他
住宅用地の土地探しをしているお客様から頂くご要望の一つに『南向き』というワードがあります。
日本では、季節により日の出・日の入りの時間の変動はありますが、太陽の動く方角は『東⇒南⇒西』となります。
『南向き』というご要望は、この太陽の動きを考えた時に、南向きの土地の方が朝・日中と陽光が入りやすい為、明るく家づくりをするためのご要望かと思います。
ふと、日本以外の国の家づくりって・・・と思ったときに一番に気になったのが、この太陽の動きに沿った南半球の家づくりです。
太陽の動きは南半球と北半球で大きく変わりますよね、日本ではご要望に挙がる『南向き』も南半球の家づくりでは、真逆の考え方となります。
南半球では、太陽の動きが『東⇒北⇒西』となるので、南半球の家づくりや住まい探しの条件は、『北向き』が明るく暮らすための条件になります。
実際にgoogle earthで見てみると、敷地の中で、なるだけ南に寄せて建築をしているので、少し違和感を感じます。
地球規模で考えてみると、『太陽の動き』のように家づくりには様々な条件や環境の変化があります。
しかし、これは例えば、名古屋市のように限られたエリアでも、その土地に合った建築であったり、住まい方は存在すると思います。
土地の特性を活かした家づくりの難しく・楽しい部分をこれからも皆様にご提案していければと思います。
余談ですが・・・
南半球と北半球の場合、太陽の動きは変わりますが、共通していることは日の入り・日の出の時刻が変わることで、昼と夜の長さは変わり、四季がある、ということです。
地球上には、この日の入り・日の出の時刻が、変わらないところが存在します。それは『赤道直下』のところです。
赤道直下では、なんと一年を通して昼と夜の長さは同じで12時間ずつとなるようです。
赤道直下の地域を持つ国は、11か国あるそうです。
某テレビ番組の有名マラソン企画でおなじみのエリック・ワイナイナ選手の母国であるケニアの首都ナイロビはこの赤道直下に当たるようです。
(メイン画像は、ナイロビにちなんで、アフリカ大陸の写る地球の写真である『The Blue Marble』です。)
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