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地域 建築
「茶の湯」
茶の湯の世界観はとても奥深く、窓から見える「風景」、お客様をもてなす「茶器」、室内に飾る「花器」など一つ一つこだわり表現していて、その「こだわり」の中でもとても興味深いのが「茶室」。あの狭い茶室の空間、入りずらい入口(躙口)に当時の人は何を考え作ったのか・・・・。(笑)
犬山市にある日本庭園「有楽苑」をご紹介。
「有楽苑」は千利休の弟子「利休七哲」の一人、そして織田信長の実弟の、「織田有楽斎」が名前の由来です。
ここには4つの建物があります。
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有楽斎が建てた茶室「国宝三名席」の一つ「如庵」
有楽斎が大阪で建てた茶室の古図によって復元された「元庵」
有楽斎の隠居所として建てられた「旧正伝院書院」
水琴窟がある茶席「弘庵」
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前編では「元庵」をご紹介。
「元庵」玄関
アプローチ→玄関→中庭。狭い玄関でも「抜け感」を感じることができます。
玄関内
陰がコケや、廊下に映り込みとても幻想的な時間が流れていました。
四季折々の風景が楽しめそうです。お客様に「目」で楽しんでいただけます。
竹で包まれた雨どい
関守石(せきもりいし)
字の通り、「関」を「守る」「石」。この先には行けないようにしています。
ポイント
関守石の横の「溝」は軒先から落ちる雨水を受ける溝で、水が落ちて泥が跳ねないように石で受けています。
平屋の建物の場合、樋をつけるとどうしても野暮ったくなるので、このような手法を用いられることあります。
前編はここまで・・・・。
日本庭園「有楽苑」
犬山市御門先1番地
HP http://www.m-inuyama-h.co.jp/urakuen/guide/
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