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犬山市「有楽苑」を訪れて [前編]

地域 建築

犬山市「有楽苑」を訪れて [前編]

「茶の湯」

 

茶の湯の世界観はとても奥深く、窓から見える「風景」、お客様をもてなす「茶器」、室内に飾る「花器」など一つ一つこだわり表現していて、その「こだわり」の中でもとても興味深いのが「茶室」。あの狭い茶室の空間、入りずらい入口(躙口)に当時の人は何を考え作ったのか・・・・。(笑)

 

犬山市にある日本庭園「有楽苑」をご紹介。

「有楽苑」は千利休の弟子「利休七哲」の一人、そして織田信長の実弟の、「織田有楽斎」が名前の由来です。

ここには4つの建物があります。

 

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有楽斎が建てた茶室「国宝三名席」の一つ「如庵」

有楽斎が大阪で建てた茶室の古図によって復元された「元庵」

有楽斎の隠居所として建てられた「旧正伝院書院」

水琴窟がある茶席「弘庵」

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前編では「元庵」をご紹介。

 

 

 

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「元庵」玄関

 

アプローチ→玄関→中庭。狭い玄関でも「抜け感」を感じることができます。

 

 

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玄関内

 

陰がコケや、廊下に映り込みとても幻想的な時間が流れていました。

四季折々の風景が楽しめそうです。お客様に「目」で楽しんでいただけます。

 

 

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竹で包まれた雨どい

 

 

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関守石(せきもりいし)

 

字の通り、「関」を「守る」「石」。この先には行けないようにしています。

 

 

ポイント

関守石の横の「溝」は軒先から落ちる雨水を受ける溝で、水が落ちて泥が跳ねないように石で受けています。

平屋の建物の場合、樋をつけるとどうしても野暮ったくなるので、このような手法を用いられることあります。

 

前編はここまで・・・・。

 


 

 

日本庭園「有楽苑」

犬山市御門先1番地

HP http://www.m-inuyama-h.co.jp/urakuen/guide/

 

 


 

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