木とグレー色を融合した中二階のある家

モルタル調の外壁、黒の光触媒をコーティングされた外壁材をベースに、天然目木の鎧張りをアクセントに仕上げた、落ち着いた雰囲気のシンプルな外観。

北向きの建物の為、施主様が将来南側の空き地に建物が建ち、南に面するLDKの明るさを危惧されたことで、高窓の設置で光をたくさん入れることができる中二階仕様が採用となった。

玄関ホールから、ダイニング、キッチン、洗面とグルっと回れる回遊のできるプランを採用。洗面所と脱衣所を分けたことで、帰宅後の手洗いが入浴している家族に気兼ねなくできるよう考えた間取りとなっている。

１Fのフローリングにはお施主様が最後の最後まで悩まれ採用をされた、挽き板フローリングを採用。天然木の風合いや、木目、肉厚感など、高級感を感じることができる空間となった。

LDKは１６畳強ととても広い空間とは言えないが、天井の高さを２．２ｍ、２．４ｍ、４．２ｍと３段階に変化をつけたことで、空間に広がりを感じさせることができた。収納は階段下などのデッドスペースを利用したり、全１４畳ほど設けた中二階の空間の約１/3を収納スペースとし、建物の空間利用スペースを最大限に引き出された建物となった。