中庭デッキのある中二階の家

ご両親の介護を考えた２世帯住宅。

元々親世帯が住んでいた自動車整備場兼住宅は、築年数が古く、南側に面する整備場が、

奥の居住空間に対して光と風が行き届かず妨げとなり暗く、ジメジメした空間となっていた。

そこで家を建直すにあたり、「インナーガレージスペース」、「１Fリビングを明るく、風が入る空間にしたい」、

「収納スペースの確保」「ご両親様の介護がしやすい家づくり」など様々なご要望をいただきました。

まず、「インナーガレージスペース」、は道路に面する南面にしか設置ができない為、如何にリビング空間を明るく、

風通しが良い空間にするかがポイントとなった。まず、縦長の土地の中央に「中庭」を設け、

光と風がガレージに妨げられることなく、室内に入るよう設計した。

そこに高天井のあるリビングを配置し、ハイサイドライトからも室内に自然光と風を取り込むこととした。

収納スペースは、「中二階仕様」としたことで高さ１．４ｍの空間が生まれ、収納スペース、居住スペースの確保をした。

インナーガレージの屋根裏にも空間を設け、無駄なく空間を活用した家づくりとなった。

室内の仕様としては、全室フローリングはオークの無垢を使用（中二階のみ突板）。

温もりのある素材感ということと、ご両親様やお子様が素足でも心地よい生活ができるようにと考えられました。

介護や、育児でフローリングに傷がついても、その一つ一つが施主様ご家族様にとって「思い出」

として残していきたいと考えられ長く愛用し、味わいが増す「オーク材」を選択しました。